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機能性塗料(①ラジカル制御塗料)

塗装の豆知識 2022.01.26 (Wed) 更新

長野県上田市の皆さんこんにちは。
長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店のサンテクペイントです。

本日は、【機能性塗料】についてお伝えさせて頂きます。 

塗料は色やツヤをつける「顔料」、耐久性の決め手「合成樹脂」、特殊な機能を付加する「添加剤」の3つの成分から構成されています。今日は「添加剤」で様々な機能を得た塗料、機能性塗料(ラジカル制御型塗料)についてご説明いたします。

 

機能性塗料ってなに?

「機能性塗料」とは、文字通り特殊な機能や効果を持った塗料です。塗膜が形成されることで効果を発揮する塗料なので、塗膜の厚さが適正でなければ十分な効果を発揮できません。そのためそれぞれの塗料の適切な所要量が決まっていますので、それに従って施工する必要があります。塗料によって性能・効果は変わります。塗装する建物の状態や素材、お客様のニーズにもよるので、一概に「これが一番優れた塗料です!」とは言えません。選ぶときにはそれらを考慮し、業者に相談したうえで決めると良いでしょう。

 

①ラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)

ラジカルってなに?

「ラジカル」とは、塗料の成分の顔料に含まれている「酸化チタン」が、紫外線・酸素に触れることで発生する劣化因子のことです。外壁や屋根のチョーキングや色褪せなどの劣化はこのラジカルが原因だということです。「ラジカルの発生を制御することで劣化が抑制され、より耐久性の高い塗膜を維持できる」ということで、2015年に日本ペイントが初めて発売しました。それがきっかけで最近はラジカル塗料がとても増えてきています。

ラジカル塗料の仕組み

では、このラジカルを制御する仕組みとはいったい何なんでしょうか。

ラジカル塗料の「ラジカル」は劣化因子の名称であって、塗料の主成分の合成樹脂の名称ではありません。ラジカル塗料の主成分はあくまでシリコン樹脂やアクリル樹脂などの従来の塗料です。

ラジカル塗料にはラジカル制御のために、「高耐候酸化チタン」と「光安定剤(HALS)」の2つの成分が配合されています。高耐侯酸化チタンは、酸化チタンを特殊コーティングすることで、ラジカルの発生を抑制するというものです。光安定剤(HALS)は紫外線をキャッチして酸化チタンや外壁に触れないようにする役割を持っています。このふたつの成分によりラジカル制御が成り立っていると言えます。

ラジカル塗料のメリット

チョーキングが起きにくい:「ラジカル塗料の仕組み」でお話ししたように、塗膜の劣化によって起こるチョーキングの原因である、ラジカルの発生を抑えてくれるので、塗膜の耐久性が向上します。

安価で高性能:ラジカル塗料は高性能なので高いんじゃないのか・・・と心配される方も多いですが、塗料の樹脂成分は従来と同じものを使用しているので、高性能のわりに安価なんです。

ラジカル塗料のデメリット

実績が少ない:ラジカル塗料は2015年に発売されたばかりの新しい塗料です。故に、取り扱っている業者が少なかったり、実際の施工実績(耐久性など)があまりないというデメリットもあります。ただ、塗装業者の中でもかなり注目されている塗料なので、今後はだんだんと取り扱い業者も増えてきて人気が出てくる可能性もあります!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ラジカル塗料は歴史の浅い塗料でありながら、画期的な機能を持ったかなり注目を浴びている機能性塗料です!塗装をするうえで、多くの方が「少しでも綺麗な壁を長持ちさせたい」と考えると思います。しかし、他にも「断熱性塗料」や「遮熱性塗料」など様々な機能性塗料が存在しますので、お客様のニーズやご自宅の状態・素材に合った塗料を選ぶようにしましょう!

弊社では、無料外壁診断・無料お見積りで、お客様の最適な塗料・プランをご提案させていただきます。塗装をお考えの方はぜひ一度弊社へお問合せください!

 

記事をご覧頂き誠にありがとうございました。

これからも長野県上田市密着の外壁塗装・屋根塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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