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雨樋修理に火災保険は使える?条件と申請の流れを徹底解説

塗装の豆知識 2025.09.22 (Mon) 更新

住宅の外回りでよくあるトラブルの一つが 「雨樋(あまどい)の破損」 です。

強風や大雪などで曲がったり外れたりしてしまい、「修理費用が高くて困る…」というご相談をいただくことも少なくありません。

実は、こうしたケースでは 火災保険を使って修理費用をカバーできることがある のをご存じでしょうか?

火災保険で、工事費用の負担を軽くできるチャンスです。ぜひ、活用ましょう😊

今回は、雨樋修理に火災保険が使える条件と、実際の申請の流れを分かりやすく解説します。

 

火災保険は「火事」以外にも対応している!

「火災保険」という名前ですが、補償内容は火事だけではありません。

多くの火災保険には「風災・雪災・雹災(ひょうさい)」といった自然災害による被害も含まれています。

例えば、

雨樋の割れ(雹や飛来物による破損)

雹が当たったり、台風で飛んできた枝や物がぶつかったりして、雨樋にひび割れや穴が開くケースです。
→ 火災保険が対象になる可能性が高い破損です。

 

★ 雨樋の歪み・曲がり(雪害)

大雪や落雪の重みで、雨樋が大きく曲がったり外壁から外れたりするケースです。
→ 雪害として火災保険で認められることがあります。

★ 雨樋の外れ(風害)

台風や強風で雨樋が外れたり、一部が飛ばされてしまったケースです。
→ 風害として火災保険で申請可能です。

といった場合は、火災保険の対象となる可能性が高いです。

 

⚠️ 一方で、経年劣化や詰まりによる破損は補償対象外です。
(例:古くなって自然に割れた/掃除をしていなくて詰まりが原因で壊れた)

 

雨樋修理に火災保険が使える条件

火災保険で雨樋修理がカバーされるには、以下の条件が必要です。

1. 自然災害が原因であること

経年劣化や施工不良、掃除不足による詰まりは対象外です。

あくまで「突発的な自然災害」が原因であることがポイントです。

2. 被害から3年以内であること

多くの保険会社では、被害発生日から3年以内に申請しなければ補償を受けられません。

3. 保険会社の審査に通ること

実際には写真や業者の調査報告書をもとに保険会社が判断します。

申請をすれば必ず出るわけではなく、審査の結果によっては一部補償になることもあります。

 

火災保険を使った雨樋修理の申請の流れ

実際に申請する際の基本的な流れを整理しました。

ステップ1:被害の確認・記録

被害箇所を写真に残します。

「いつ・どんな災害で壊れたのか」を記録しておくと申請がスムーズです。

ステップ2:業者に調査・見積依頼

業者に依頼し、現地調査を行ってもらいます。

被害の状況をまとめた 調査報告書修理見積書 を作成してもらうのが一般的です。

ステップ3:保険会社に申請書類を提出

被害状況の写真、業者の報告書、見積書などを揃えて保険会社へ提出します。

ステップ4:保険会社の審査

保険会社の担当者や鑑定人が被害を確認し、補償の可否や金額を決定します。

ステップ5:保険金の支払い

承認されれば、修理費用に充てられる保険金が支払われます。

その後、実際の修理工事を行います。

 

火災保険の支払い条件に注意!

ここで覚えておきたいのが、火災保険には「支払い条件」があるということです。

そのひとつが 「20万円以上の修理費用で保険金が支払われる」 というケース。

つまり、見積金額が20万円未満だと保険が適用されず、自己負担になる場合があります。

✅ ポイント

雨樋だけの修理だと20万円未満で収まることもある

その場合、屋根や破風板など他の被害も合わせて申請することで、20万円以上になり保険が下りやすくなる

どの工事をまとめて申請できるかは、調査業者に相談するのがおすすめ

 

火災保険で雨樋修理をする際の注意事項

1. 経年劣化は対象外

火災保険が補償してくれるのは「自然災害による突発的な被害」のみです。

たとえば「設置から20年経って古くなって壊れた」「掃除をしていなくて詰まった」というケースは対象外です。

2. 契約内容によって条件が異なる

「20万円以上で保険金が支払われる」といった条件は契約内容によります。

免責金額(自己負担額)が設定されていることもあり、契約書を確認することが重要です。

3. 必ず保険会社の審査がある

申請すれば必ず下りるわけではありません。

写真や業者の報告書を提出し、保険会社や鑑定人が調査して判断します。

4. 修理内容は保険会社に報告が必要

保険で認められた修理内容以外に工事を行った場合、その部分は自己負担になります。

見積内容と実際の工事が一致しているか確認が必要です。

5. 申請期限に注意

火災保険は「被害から3年以内に申請」が一般的です。

災害から時間が経つと因果関係を証明するのが難しくなるため、早めの相談が安心です。

6. むやみに申請しすぎない

火災保険は本来「災害による補償」であり、繰り返し申請すると更新時の契約条件が厳しくなる可能性があります。

本当に必要なときに活用するのが基本です。

 

まとめ

雨樋修理には 火災保険が使える場合がある

条件は「自然災害が原因」「3年以内に申請」「保険会社の承認」

ただし「20万円以上でないと保険金が下りない」ケースもあるため、複数箇所の被害をまとめて申請するのがおすすめ

 

サンテクペイントでは、雨樋の点検・修理だけでなく、火災保険の申請サポート(写真撮影・報告書作成)も行っています。

「これって火災保険が使える?」「20万円の条件に届く?」といった疑問もお気軽にご相談ください。

サンテクペイントでは現場調査~お見積り提出までです🌟

外壁・屋根塗装・リフォームをお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください😊

 

記事をご覧いただき誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市・安曇野市・上田市密着の外壁屋根塗装・リフォーム専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

また、「サンテクペイント」では、松本市・安曇野市・上田市に限らず、塩尻市・佐久市・小諸市など、

長野県内の各地域へご訪問・ご対応をさせていただきます。

遠方にお住まいで店舗へのご来店が難しい方も、是非一度お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

エスラミ セイエッド 海都

外壁塗装・屋根塗装専門店
サンテクペイント松本店支店長

18歳で建築業界に入り、外壁塗装や屋根工事、防水・シーリング工事など、住まいを守る幅広い施工現場で経験を積んできました。現場でお客様と接する中で、「地域に根ざした安心できる塗装店が必要だ」と実感し、25歳で長野県松本市にサンテクペイントを設立。現在は上田市にも店舗を展開し、外壁塗装・屋根リフォームを中心に累計5,000棟以上の施工実績を誇ります。松本市や上田市は寒暖差や紫外線、積雪など建物への負担が大きい地域です。私たちはその土地特有の劣化症状に精通し、建物を長持ちさせる施工を行っています。また、「自社職人施工・自社足場」を徹底し、中間マージンを排除。営業から施工、アフターフォローまでワンストップで対応することで、お客様から「説明が分かりやすい」「安心して任せられる」と高い評価をいただいています。松本市・上田市を中心に、安心してリフォームを任せられる地域づくりを目指しています。