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ベランダ防水・屋上防水はなぜ必要?-放置の危険性と施工中の流れまで徹底解説-

日常ブログ塗装の豆知識 2025.11.22 (Sat) 更新

雨漏りのご相談の中で、特に多いのが
ベランダ防水と屋上防水の劣化 です。

実は、外壁や屋根よりも
雨漏りリスクが最も高い場所がベランダ・屋上 であることをご存じでしょうか?

しかも冬の長野県では、
凍結や雪解け水によって “見えない内部から劣化が進む” ケースが非常に多く、
放置してしまうと大規模な修繕につながることもあります。

今回は、

・ベランダが雨漏りしやすい理由

・放置すると危険な症状

・防水工事の種類

・施工中の流れ(実際の工事イメージ)

・正しいメンテナンス周期

について、わかりやすく詳しく解説していきます。

 

📘目次

  1. ベランダ防水・屋上防水とは?

  2. ベランダが雨漏りしやすい理由

  3. 放置すると危険な症状とは

  4. 防水の種類(FRP / ウレタン / シート)

  5. 劣化を見分けるポイント

  6. 長野県で防水が劣化しやすい気候的理由

  7. 【施工中の流れ】ベランダ防水工事のリアル

  8. 防水工事は何年で必要?

  9. まとめ|防水は“家を守る最後の砦”

 

1|ベランダ防水・屋上防水とは?

ベランダや屋上には必ず
雨水を防ぐための“防水層” が施工されています。

この防水層には寿命があり、
5〜12年ほどで劣化が進行して
ひび割れ・膨れ・剥がれなどが発生します。

劣化した状態を放置すると、
下地の木材が腐る → 床が沈む → 室内へ雨漏り
と深刻な被害に発展するため、
定期的なメンテナンスが不可欠です。

 

2|ベランダが雨漏りしやすい理由

ベランダは雨漏りしやすい条件が揃っています。

✔① 水が溜まりやすい構造

四方を囲われているため
雨が抜けにくく、排水口が詰まるとプール状態になります。

✔② 直射日光+寒暖差で劣化しやすい

紫外線 → 防水層を劣化
冬の凍結 → ひび割れ
という最悪の組み合わせ。

✔③ 歩いたり物を置く“負荷”が大きい

室外機・荷物・洗濯の動線など、
実は防水層へのダメージが多い場所です。

✔④ ALC外壁やサッシ周りとの取り合いが弱点

特に上田市のアパートで多いのが、
目地のひび割れからの浸水 です。

 

3|放置すると起こる危険な症状

もし防水を放置してしまうと…

⚠️① 雨漏り

ベランダ床のわずかなひび割れから水が侵入します。

⚠️② 下地の腐食

合板・根太が腐り、床が“フカフカ”に。

⚠️③ 室内への雨漏り

天井にシミ → 壁紙の剥がれ → カビ発生。

⚠️④ 修繕費用が高額化

軽度の防水工事なら10〜20万円で済むところが、
下地腐食が進むと50〜100万円以上になることもあります。

 

4|防水の種類

■ FRP防水

戸建てベランダで一般的。硬くて耐久性が高い。

■ ウレタン防水

液体で塗るため、複雑な形状でも施工可能。屋上やアパートで多い。

■ シート防水

広い面積の屋上で使用。耐久・追従性が高い。

 

5|劣化のサインを見分けるポイント

以下の症状があれば要注意です👇

✔ 表面のひび割れ
✔ 白く粉がつく
✔ 膨れ・浮き
✔ シートのめくれ
✔ 排水口周りの劣化
✔ 踏むと柔らかい

一つでもあれば早めの点検が必要です。

 

6|長野県で防水が劣化しやすい理由

長野県特有の気候が防水層に負担を与えます。

冬の凍結 → 膨張 → ひび割れ

雪解けが遅い地域あり

強い紫外線

寒暖差による伸縮

結露

特に凍結は防水を一気に破壊する大敵です。

 

7|【施工中の流れ】ベランダ防水工事のリアル

ここからは、実際の防水工事の流れをわかりやすく紹介します。

写真を入れる位置も記載しています👇

◆ ① 高圧洗浄

防水層に密着不良を起こさないよう、
床面の汚れ・苔・古い塗膜をしっかり落とします。

◆ ② 下地補修

ひび割れや欠けを専用材で補修し、
平らに整えます。
ここが“仕上がりを左右する最重要工程”です。

◆ ③ プライマー塗布

防水材がしっかり密着するよう、
下地に専用プライマーを丁寧に塗布します。

◆ ④ 防水材の塗布

(※写真:1層目)

(※写真:2層目)

● ウレタン防水の場合

液体防水を2層塗り、厚みを確保します。
継ぎ目がなく、美しい仕上がりに。

● FRP防水の場合

ガラス繊維を敷き込み、樹脂で固める強靭な仕上がりに。

◆ ⑤ トップコート仕上げ

紫外線や摩耗から防水層を守るための最終工程。
ここが劣化すると、再塗装のサインになります。

◆ ⑥ 完了検査

水の流れ(勾配)や仕上がりを細かくチェックした後、完了です。

 

8|どのくらいの周期でメンテナンスが必要?

● FRP防水

5〜7年で点検、10年以内にメンテナンス推奨

● ウレタン防水

7〜12年

● シート防水

10〜15年

ただし長野県は寒冷地のため、
5年ごとの点検 が理想です。

 

📝まとめ|防水は“建物を守る最後の砦”

ベランダ防水・屋上防水は、
雨漏りを防ぐための最重要部位です。

しかし、
ひび割れや軽度の劣化は“外からでは見つけにくい”ため、
定期点検が欠かせません。

サンテクペイントでは、
長野県の気候と建物特性に合わせて
最も適した防水工事をご提案しています。

ベランダの劣化が気になる方は、
ぜひお気軽にご相談ください!

                                                                         

サンテクペイントでは現場調査~お見積り提出までです🌟

外壁・屋根塗装・リフォームをお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください😊

 

記事をご覧いただき誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市・上田市密着の外壁屋根塗装・リフォーム専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

また、「サンテクペイント」では、松本市・上田市に限らず、安曇野市・塩尻市・佐久市・小諸市など、

長野県内の各地域へご訪問・ご対応をさせていただきます。

遠方にお住まいで店舗へのご来店が難しい方も、是非一度お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

エスラミ セイエッド 海都

外壁塗装・屋根塗装専門店
サンテクペイント松本店支店長

18歳で建築業界に入り、外壁塗装や屋根工事、防水・シーリング工事など、住まいを守る幅広い施工現場で経験を積んできました。現場でお客様と接する中で、「地域に根ざした安心できる塗装店が必要だ」と実感し、25歳で長野県松本市にサンテクペイントを設立。現在は上田市にも店舗を展開し、外壁塗装・屋根リフォームを中心に累計5,000棟以上の施工実績を誇ります。松本市や上田市は寒暖差や紫外線、積雪など建物への負担が大きい地域です。私たちはその土地特有の劣化症状に精通し、建物を長持ちさせる施工を行っています。また、「自社職人施工・自社足場」を徹底し、中間マージンを排除。営業から施工、アフターフォローまでワンストップで対応することで、お客様から「説明が分かりやすい」「安心して任せられる」と高い評価をいただいています。松本市・上田市を中心に、安心してリフォームを任せられる地域づくりを目指しています。