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🌧️ 冬の雨漏りは危険!塗装でできること・できないことを徹底解説

日常ブログ塗装の豆知識 2025.11.16 (Sun) 更新

毎年、冬になると
「雨も少ないのに、なぜか雨漏りした」
「雪が降る季節に限って天井にシミが出てきた」
というご相談が一気に増えます。

実は、
冬は一年の中で雨漏りリスクが最も高い季節です。

しかも厄介なのは、
冬の雨漏りは “気づかないうちに進行する”タイプが多い という点。

そしてもう一つ重要なポイントとして──

冬の雨漏りは、塗装でできること・できないことがハッキリ分かれる

ということです。

この記事では、
冬に雨漏りが増える理由 から
塗装で直せるケース・直せないケース
そして 冬に絶対やってはいけない対処法 まで、
専門業者として正しくお伝えしていきます。

長野県の気候に合った現実的・実用的な内容ですので、
ぜひ参考にしてください。

📘【目次】

  1. 長野県の冬に“雨漏りが増える”本当の理由
  2. 冬の雨漏りは非常に危険な3つの理由
  3. 塗装でできること(雨漏りが止まるケース)
  4. 塗装ではできないこと(雨漏りが止まらないケース)
  5. 冬の雨漏りで絶対にやってはいけない3つの行動
  6. 冬に雨漏りが起きやすい家の特徴
  7. 冬の雨漏りを防ぐためにサンテクペイントが行う点検
  8. 塗装+部分補修で冬でも直せるケース
  9. 雨漏り専門工事が必要なケース
  10. 冬こそ自社足場の強みが活きる理由
  11. まとめ|冬の雨漏りは“塗装だけ”では危険なことも多い

 

1|長野県の冬に“雨漏りが増える”本当の理由

長野県では冬になると
雨漏りの相談件数が増えるという特徴があります。

その理由は以下の3つです。

【1】結露による内部からの水分侵入

冬は外気が冷たく室内は暖房で温かい。
その温度差で屋根裏・外壁内部・窓周りに大量の結露が発生します。

この結露水が

  • 屋根裏に溜まる
  • 外壁内部に染み込む
  • 木材を腐らせる
  • シミになって現れる

結果、雨漏りと同じ現象が起きます。

【2】雪解け水が隙間から侵入する

長野県の冬は雪止まり部分や屋根の重なりに
雪が残りやすく、そこから溶けた水が入ります。

雨よりもゆっくり・長時間染み込むため、
被害が大きくなる傾向があります。

【3】凍害により外壁や屋根が破損する

水分が凍る → 膨張する → サイディングが割れる
これが凍害です。

凍害が発生すると、
外壁に目に見えない小さな穴(ピンホール)ができて
冬の間に内部へ水が入り続けます。

 

2|冬の雨漏りは非常に危険な3つの理由

冬の雨漏りは、
夏より危険です。

理由はこちら。


【1】内部が乾きにくくカビ・腐食が進む

気温が低いため、内部が乾きません。
そのため腐食やカビが一気に進行します。


【2】雨漏りに気づきにくい

冬は雨が少ないため、
雨の日ではなく 雪解けの日だけ漏れる ケースが多い。

結果、発見が遅れます。


【3】構造材のダメージが激しい

屋根裏・柱・梁がずっと湿った状態になり、
構造劣化が早く進みます。

放置すると…

  • 柱が腐る
  • 断熱材が湿る
  • カビが室内に発生
  • 家全体の寿命が短くなる

こうした深刻な影響が出ることも珍しくありません。

 

3|塗装でできること(雨漏りが止まるケース)

まず重要な結論として…

雨漏りが “塗装だけで止まるケース” は限られている。

ということです。

ただし、以下の状況では
塗装で改善できる可能性があります。

✔ ケース① 外壁表面の細かいひび割れが原因

表面のヘアクラックが原因なら

  • 下塗り材
  • 防水形塗料
  • 弾性塗料

で止まる場合があります。

✔ ケース② コーキング劣化が直接の原因

サイディングの目地割れから雨が入っている場合、

  • コーキング打ち替え
  • 打ち増し
    +塗装
    で止まることがあります。

✔ ケース③ 塗膜の劣化から浸水している場合

塗膜の防水力低下で
外壁が吸水しているケースです。

この場合は
下塗り+上塗りの塗装工程で改善可能。

 

4|塗装ではできないこと(雨漏りが止まらないケース)

ここが最重要ポイントです。

雨漏りは
**“建物内部にまで構造的なダメージがある”**と
塗装だけでは止まりません。

以下は塗装で直らない例です。

✖ ケース① 屋根の内部にまで浸水が進んでいる

  • ルーフィングの破れ
  • 板金の浮き
  • 屋根材のズレ
    これは塗装では直りません。

✖ ケース② 外壁内部で断熱材が濡れている

断熱材が濡れている場合は
塗装では改善できず、内部補修が必要。

✖ ケース③ 雨漏りの入口が屋根やベランダの場合

雨漏りは
「一番上から入ってきて、別の場所に出る」
という特徴があります。

天井に雨染み → 原因は屋根
ということも多い。

この場合も塗装では止まりません。

✖ ケース④ 凍害による外壁破損

表面だけの問題ではないため、
サイディングの張り替えが必要になるケースが多い。

 

5|冬の雨漏りで絶対にやってはいけない3つの行動

❌【1】濡れた内部をそのまま塗装する

これは最悪です。
内部に水が残ったまま塗装すると…

  • カビ発生
  • 腐食
  • 塗膜膨れ
  • 早期剥離

これらが必ず起きます。

❌【2】DIYで塞ごうとする

目に見える部分を塞ぐと
雨漏りの出口を塞ぐだけで、
内部に水が閉じ込められます。

❌【3】応急処置のコーキングだけで放置

根本解決にならないため危険です。

 

6|冬に雨漏りが起きやすい家の特徴

  • 築10年以上
  • 北側の外壁に凍害がある
  • ベランダの床にひびがある
  • コーキングが硬くなっている
  • 屋根の板金が浮いている
  • 雨樋の詰まりがある
  • 結露が多い家

これらに当てはまると危険度が高いです。

 

7|冬の雨漏りを防ぐためにサンテクペイントが行う点検

サンテクペイントでは
冬の雨漏りを調査する際、次の方法で徹底的にチェックします。


✔ ドローン点検

屋根の破損を細かく確認。


✔ 散水試験

雨漏りの入口を特定。


✔ 目視点検

コーキング・ひび割れ・凍害を確認。


この3つの方法を組み合わせることで、
“塗装で直るかどうか” を正確に判断できます。

 

8|塗装+部分補修で冬でも直せるケース

冬でも改善できるのは以下の状況です。


✔ 表面ひび割れ+塗膜劣化

→ 弾性塗料+下地補修

✔ コーキング劣化

→ 打ち替え+塗装

✔ 凍害初期症状

→ パターン復旧+塗装

 

9|雨漏り専門工事が必要なケース

冬でも、このようなケースは“塗装だけでは直りません”。


✖ 屋根内部(ルーフィング)の破損

✖ ベランダ防水層の劣化

✖ 外壁内部の断熱材の濡れ

✖ サイディングの反り・割れ

✖ 雨樋破損からの逆流

これらは

  • 部分張り替え
  • 板金工事
  • 防水工事

などの専門工事が必要です。

 

10|冬こそ自社足場の強みが活きる理由

冬の雨漏り工事では
**「足場がすぐ組めるかどうか」**が重要になります。

サンテクペイントは自社足場のため──

  • 緊急対応ができる
  • 雪の合間の晴れ日にすぐ作業できる
  • 工期がずれても追加費用なし
  • 冬の雨漏り調査がスムーズ

これが大きな強みです。

 

11|まとめ|冬の雨漏りは“塗装だけ”では危険なことも多い

冬は雨漏りが最も危険な季節です。

そして、
塗装でできることと、塗装では不可能なことが明確に分かれます。

冬に雨漏りが起きたら、まずは

  • 原因の特定
  • 内部の乾燥
  • 補修方法の選定

これが最優先になります。

サンテクペイントでは
“塗装で直せる雨漏りなのかどうか” を
専門的に見極めた上で最適な工事内容をご提案しています。

少しでも不安があれば、
お気軽にご相談ください。

 

                                                                       

サンテクペイントでは現場調査~お見積り提出までです🌟

外壁・屋根塗装・リフォームをお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください😊

 

記事をご覧いただき誠にありがとうございました。

これからも長野県松本市・上田市密着の外壁屋根塗装・リフォーム専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

また、「サンテクペイント」では、松本市・上田市に限らず、安曇野市・塩尻市・佐久市・小諸市など、

長野県内の各地域へご訪問・ご対応をさせていただきます。

遠方にお住まいで店舗へのご来店が難しい方も、是非一度お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

エスラミ セイエッド 海都

外壁塗装・屋根塗装専門店
サンテクペイント松本店支店長

18歳で建築業界に入り、外壁塗装や屋根工事、防水・シーリング工事など、住まいを守る幅広い施工現場で経験を積んできました。現場でお客様と接する中で、「地域に根ざした安心できる塗装店が必要だ」と実感し、25歳で長野県松本市にサンテクペイントを設立。現在は上田市にも店舗を展開し、外壁塗装・屋根リフォームを中心に累計5,000棟以上の施工実績を誇ります。松本市や上田市は寒暖差や紫外線、積雪など建物への負担が大きい地域です。私たちはその土地特有の劣化症状に精通し、建物を長持ちさせる施工を行っています。また、「自社職人施工・自社足場」を徹底し、中間マージンを排除。営業から施工、アフターフォローまでワンストップで対応することで、お客様から「説明が分かりやすい」「安心して任せられる」と高い評価をいただいています。松本市・上田市を中心に、安心してリフォームを任せられる地域づくりを目指しています。