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皆さんのお家の壁の材質は?〜ALC 壁編〜

塗装の豆知識 2021.11.26 (Fri) 更新

長野県上田市の皆さんこんにちは。

長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。

 

本日は、前回の記事でお話したモルタル壁に続き「モルタル壁」についてお伝えさせていただきます。

サイディングやモルタル壁など、外壁材にはさまざまな素材があり、素材ごとで機能やメリット・デメリットも異なります。ALC 壁はサイディングのようにパネルをシーリング剤によってつなげていきます。特徴やメリット・デメリットをお伝えします。

ALC 壁って?

ALCは「autocjoved  light  wright  aerated  concrete」の頭文字をとった略称です。軽量で気泡が入ったコンクリートのことで、外壁に使われるものは主に金属網(ラス網)によって補強された「外壁用ALCパネル」になります。ALC壁には、以下の特徴が挙げられます。

  • 普通のコンクリートの約1/4の軽さなので、施工期間が短い。
  • 内部に空気の気泡が入っているので断熱性が高い。夏は涼しく、冬は暖かい。
  • 発泡性の素材なので、遮音性が高く防音壁として使用されることもあります。
  • 多孔の構造なので湿気えお透過させ、湿度の調整機能がある。
  • 主成分がコンクリートなので、耐火性が高い。
  • アスベスト(石綿ともいう:繊維状けい酸塩鉱物)を含まないうえ、リサイクルも可能で環境に優しい

メリット

耐久性

定期的にメンテナンスを行えば50年程度は外壁張り替えなどの大規模くじが不要です。現代は「30年で建て替えるよりも50年以上長く住む」という傾向があります。少子高齢化に伴い新しく家を建てるよりも長く住むことが重要視されてきたためです。「メンテナンスをして長く住む」考え方がシフトしているので高い耐久性は非常に頼もしいものとなっています。

断熱性

ALCは内部に無数の気泡を含んでおり、この気泡が空気の層を作っています。この空気の層が外部からの熱を遮断することで「夏に涼しく、冬に暖かい」住宅を実現しやすくしています。断熱性を高めるということは、夏場・冬場のエアコンも使用率が少なくなるので電気代の節約にも期待できます。

耐火性

主原料が無機質であるセメントやケイ石などであるため、炎や熱をうけたとしても燃えにくく有害物質が発生しません。万が一、隣家が火事になったとしても炎が燃え移る危険性を低くすることができます。

デメリット

吸水性が高い

主成分がセメントなので、吸水性が非常に高い素材となっています。外壁表面を守る塗膜が劣化すると、ALC内部の気泡に水が侵入→冬場の寒さによって内部の水が凍結→凍結により水が膨張しひび割れが発生!といった現象が起きるので建物自体の耐久性を低下させます。

他の外壁に比べると高価

他の外壁材に比べると新築時の平米あたりの単価が高額になっています。ALCは外壁材の中でも機能性が総合的に高い分、当然といえば当然でしょう。金額をもとに、ライフプランをよく考慮した上で選択する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?他の外壁に比べると高価になってしまうデメリットはありますが、とても優れた外壁材と言えると思います。他にも外壁材の種類を他のブログで更新していますので、そちらもぜひご覧ください!外壁・屋根のことでお悩みでしたらぜひ弊社にお問い合わせください!

 

 

この記事の監修者

エスラミ セイエッド 海都

外壁塗装・屋根塗装専門店
サンテクペイント松本店支店長

18歳で建築業界に入り、外壁塗装や屋根工事、防水・シーリング工事など、住まいを守る幅広い施工現場で経験を積んできました。現場でお客様と接する中で、「地域に根ざした安心できる塗装店が必要だ」と実感し、25歳で長野県松本市にサンテクペイントを設立。現在は上田市にも店舗を展開し、外壁塗装・屋根リフォームを中心に累計5,000棟以上の施工実績を誇ります。松本市や上田市は寒暖差や紫外線、積雪など建物への負担が大きい地域です。私たちはその土地特有の劣化症状に精通し、建物を長持ちさせる施工を行っています。また、「自社職人施工・自社足場」を徹底し、中間マージンを排除。営業から施工、アフターフォローまでワンストップで対応することで、お客様から「説明が分かりやすい」「安心して任せられる」と高い評価をいただいています。松本市・上田市を中心に、安心してリフォームを任せられる地域づくりを目指しています。