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外壁塗装にふさわしくない月とは?~重要なのは塗料の乾きやすさ~

塗装の豆知識 2022.06.02 (Thu) 更新

長野県上田市の皆さんこんにちは。 
長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。 

  

本日ブログを執筆させていただきます、事務担当の湯澤です🍊

5月があっという間に終わり、6月になりました。

本格的に梅雨の時期に突入しますね☔

梅雨の時期は雨の影響で塗装工事のご依頼は少ないのですが、皆さんは雨が工事にどんな影響を与えるかご存知でしょうか?

塗装には実は「塗装をしてはいけない条件」というものが決まっています。

それは、

*雨や雪が降っているとき

*霜が降りているとき

*気温が5℃以下のとき

*湿度が85%以上のとき

です。

いくら屋根の下だからといって雨、雪の日は塗装はできません。気温や湿度も塗装の良否に関係してきますので、今の時期、職人さんは大変です💦

しかし、中には雨の日でも塗装を行って、はやく工事を終わらせようとするいわゆる悪徳業者という人たちもいます。

悪徳業者に依頼してしまうことがないように、塗装に関してしっかりと知識をつけておきましょう!

今日は雨や雪などの悪条件の天候が、塗装工事のどのような影響を与えるのかお話させていただきます。

 

【天候・湿度による影響】

塗装工事をするときには、工程が決まっており「下塗り➞中塗り➞上塗り」というように3回以上塗り重ねるのが一般的です。

そして、それぞれの工程ごとにしっかりと塗料を乾かす必要があり、最低乾燥時間も塗料メーカーによって定められています。しっかりと乾燥させることで塗料が均等に馴染み仕上がりも綺麗になります。

しかし、乾燥させている最中に雨や雪が降ると塗料中の水分量が多くなり塗膜の膨れを発生させる原因になってしまいます。

塗料には希釈量という塗料と溶剤で混ぜ合わせるときの水分量が決まっています。湿度の高い日には、この水分量よりも多く含まれてしまうので、初期不良を引き起こす可能性があります。

 

【気温による影響】

塗装工事に最適な気温は15度~30度程度です。

よく晴れている日に塗装を行うことで、塗膜が乾燥しやすく、仕上がりも綺麗になります。

逆に気温が低い状態で塗装を行うと、塗料に含まれる水分やシンナーの揮発が遅れてしまうことで、塗膜の乾燥が遅れてしまいます。

ただし「気温が高ければ高いほど良い」というわけではなく、真夏日の塗装も避けた方が無難です。

塗膜の温度が高くなりすぎるとひび割れや気泡が発生するリスクもあります。

 

【塗料の乾燥不足・水分過多でどんな不調が起こるの?】

塗装工事にはどうして乾燥が大切なのでしょうか?

塗料には、水性塗料・油性塗料という種類がありそれぞれ水やシンナーベンゼンなどで希釈します。塗装すると、水分や溶剤が揮発することで塗膜が乾燥し固まります。

逆にこの揮発が不十分だと塗膜に水分や溶剤が残ったり、十分に固まらないまま重ねたりすることに・・・。

その結果、施工不良や早期劣化が起こってしまいます。

初期劣化とは主に以下のような症状です。

*塗膜の剥がれ

*塗膜の膨れ

*ひび割れ

*細かい気泡ができる

*色にムラができる

*耐用年数が平均より短くなる

塗装工事にふさわしい時期を選ぶということは、すなわち【綺麗に塗装を完成させ、防水性や耐候性などの機能を高める】ことに繋がります。

 

【塗装をする季節ごとの注意点】

これまで、雨や雪などの悪条件での塗装をした時の影響についてお話してきましたが、梅雨や冬には塗装工事ができないのか、というとそうではありません。

塗装工事は年中可能です。

しかし、季節にあった塗装が必要になってきます。

ではどの季節でどんな注意が必要なのでしょうか?

*3~5月(春)

3,4,5月は降雨量が少なく、気温も安定し始める季節です。

気温が15度を超えると塗料は乾燥しやすくなるので、春は塗装工事に適したベストシーズンとなります。

しかし、塗装シーズンということで塗装工事の依頼は殺到し塗装業者は繁忙期になります。はやめに予約をとる必要性があります。

*6~8月(夏)

6,7,8月は梅雨の時期と重なります。

塗装工事は雨天時は行えませんので、工期が予定よりも延びる可能性があがります。また、降雨量が多いことに加え、湿度も高くなるので塗膜の水分が多くなり施工不良を多しやすくなります。

雨天時には塗装を行わない、湿度・気温の管理をしっかりと行ってくれる業者さんを選ぶことが大切です。

*9,10,11月(秋)

9、10、11月は比較的天候が安定したすい季節で塗装工事に向いています。

3~5月の繁忙期に比べて予約も取りやすく、おすすめの季節です。

*12、1、2月(冬)

12、1,2月は日照時間が短いので工事ができる時間が限られてきます。その為、通常より工期が長引くことを想定して依頼しましょう。

また、気温が5℃を下回るときには塗装はできませんので、天候・気温の管理をしっかりと行ってくれる業者さんを選びましょう。

冬のメリットとしては、塗装工事を依頼する人が少ないので比較的お客様の要望などにお答えしやすい時期となります。

また、工事中は飛散防止シートを設置します。そのため夏などの気温が高い時期は窓を閉め切った状態で暑くなりますが、冬は快適に過ごせることもメリットです。

 

【冬・梅雨に工事をするメリットも!】

梅雨時期・冬は天候や気温が安定しないため工事には不向きとお伝えしましたが、そんな季節だけらこそのメリットもあります。

冬や梅雨の時期は業者にとって閑散期になるので、依頼が激減します。そのため費用面の値引きに応じてくれやすくなります。

ただし、根拠なく【足場代無料!】などの極端な値引きをしてくる業者には注意が必要です。作業効率だけを優先してしまう悪徳業者の可能性があります。

金銭面はあくまで二の次に考え、まずは実績や評判などの情報を確認しながら優良な業者選びを進めることが重要です。

 

 

記事をご覧頂き誠にありがとうございました。

これからも長野県上田市密着の外壁塗装・屋根塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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