DIYで補修する場合の正しい施工方法、養生や必要な材料、コーキング注意点をご紹介!
皆さま、こんにちは。
長野県松本市周辺の外壁・屋根塗装専門店 サンテクペイント です。
サイディング外壁やALC外壁の目地やサッシ廻りのコーキング劣化が気になっている方、コーキングはDIYでも比較的難しくないということをご存じですか?
業者にコーキングを依頼した場合、家の大きさや劣化具合によっては住宅全体で10万円以上の金額がかかることもあります。
できるだけ費用を抑えたいという場合にはDIYでコーキングを行うのも良いかと思いますが、知識のない状態で行うには危険があります。
必ずよく調べてから作業を行いましょう。
目次 ┖ 悪天候は避ける ┖ プライマー ┖ 刷毛(ハケ) ┖ マスキングテープ ┖ コーキングガン ┖ ヘラ ┖ ➁清掃 ┖ ④プライマー塗布 ┖ ⑦マスキング撤去 |
コーキングをDIYで行う際の注意点
用途や状況に応じたコーキング材を選ぶ
市販のコーキング材選びで注意したいのが、コーキング材の種類です。
コーキング材には、主に「アクリル系」、「ウレタン系」、「シリコーン系」、「変成シリコーン系」などの種類があります。
それぞれには以下のような特徴があります。
・アクリル系
水性で安全性が高く、施工が簡単です。
耐久性が低いため、劣化しやすい外壁などにはあまり適していません。
用途:内装など
・ウレタン系
防水性や密着性に優れ、塗装の下地に適しています。
耐候性が低いため、上から塗装しない場合は劣化が早いです。
用途:塗装下地など
・シリコーン系
耐久性・防水性に優れ、水回りにも使いやすいです。
今後塗装を行う際に塗料が密着しなくなります。今後塗装を行う予定がない場合にのみおすすめです。
汚れが付着しやすいです。
用途:水回りなど
・変成シリコーン系
耐久性・防水性があり、塗装の下地としても適しています。
防水性においては、シリコーン系に劣ります。
用途:外壁など
これらの特徴をふまえて、用途や状況に応じて使い分けましょう。
コーキングの2面接着と3面接着
コーキングを行う際に気を付けなければいけないのが、2面接着についてです。
目地の溝に対して、コーキング材を目地底には接着させずに左右のサイディングボード面にのみ接着させるのが2面接着です。
コーキングを目地底を含めた3面で接着させてしまうと、ぴったりと密着したコーキング材が外壁の揺れに追従できずに剥離しやすくなります。
そのため、ボンドブレーカーと呼ばれるテープを貼るなどして目地底にコーキング材が密着しないように施工する必要があります。
コーキング材の色は外壁の色に合わせる
コーキング材は色選びも重要です。
メーカーや商品によって差はありますが、市販のコーキング材も様々な色が用意されています。
外壁と違う色のコーキング材を選ぶと悪目立ちしてしまうので、基本的には外壁の色に近い色を選ぶのがいいでしょう。
悪天候時は避ける
施工中に雨が降ってきてしまった場合、下地や硬化前のコーキングが雨水を受けるとうまく密着せず施工不良になってしまいます。
前日に雨が降った場合も、下地が湿っていたりすると施工が難しいため快晴が続いている時期に作業を行いましょう。
2階などの作業が危険な箇所はやらない
DIYでコーキングを行う場合、基本的には足場のない状態での施工になるでしょう。
その場合には、2階などのコーキングは危険が伴う、もしくはそもそも不可能であることが多いです。
無理してやろうとせず、やるのは1階などの安全な箇所のみにしましょう。
それでも2階などが気になる場合は、費用をかけてでも業者に依頼するべきです。
用意する道具・材料
必要な道具や材料は全てホームセンターやインターネットで手に入ります。
コーキング材(シーリング材)
ホームセンターなどで用途に応じた種類のコーキング材を購入しましょう。
シーリング材でもかまいません。
※市販されていないコーキング材をお求めの場合は、弊社にご相談ください。
プライマー
プライマーは、コーキング材の密着性を高める下塗り剤です。
プライマーを塗布せずにコーキングを行うと、密着性が低く早期の剥離が起こります。
刷毛(ハケ)
プライマーを塗布するための道具です。
ボンドブレーカー・バックアップ材
ボンドブレーカーは、コーキング材の3面接着を防ぐために目地底に貼るテープです。
バックアップ材は、目地の溝が深い場合に溝の深さを調整するためのポリエチレン発泡体です。
コーキングを撤去する際に破損してしまったり、既に劣化していた場合には交換が必要になります。
マスキングテープ
コーキング材が目地から飛び出ないよう養生するために必要です。
カッター(コーキングカッター)
古いコーキングを撤去するために必要です。替えの刃が多めにあると安心です。
専用のコーキングカッターがあると非常に便利です。
コーキングガン
コーキング材を充填するために必要な道具です。
電動式や空圧式などいくつか種類がありますが、主流は手動式です。
ヘラ
充填したコーキング材を均すために使います。
様々なサイズがあると便利です。
コーキング作業手順
①古いコーキング材の撤去
既存の劣化したコーキング材を撤去します。
外壁を傷つけないよう慎重に、コーキング材の両端にカッターで切り込みをいれ、ペンチ等を使って剥がしていきます。
残った細かいコーキング材はブラシ等で落とします。
綺麗に剥がれない場合は、コーキング剥がしスプレーやリムーバーなどを使うのも1つの手です。
➁清掃
コーキングを行う箇所を綺麗にします。
ゴミや汚れが付着しているとコーキング材がうまく密着しないため、非常に重要な工程です。
③養生・ボンドブレーカー貼付
目地の外側をマスキングテープで養生し、その後ボンドブレーカー貼付を行います。
この養生で仕上がりの美しさが変わってくるので、丁寧にマスキングしましょう。
④プライマー塗布
ハケを使用してプライマーを塗布します。
目地底にはコーキングを接着させないので、目地底にはプライマーが付かないように気を付けて塗布します。
⑤コーキング材充填
コーキングガンを使用して目地にコーキング材を充填します。
⑥コーキング材均し
ヘラを使用してコーキング材を均します。
⑦マスキング撤去
コーキングが硬化するとマスキングテープが取れにくくなってしまうため、コーキングの均しが終わったら早めにマスキングテープの撤去を行います。
作業後の注意点
コーキング材は、作業後数時間で表面だけ硬化します。
しかし、内部まで完全に硬化するには数日~1週間以上かかるため、しばらくはコーキング材に触れたりしないようにしましょう。
記事をご覧いただき誠にありがとうございました。
これからも長野県松本市密着の外壁塗装専門店「サンテクペイント」を
よろしくお願い申し上げます。
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