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塗装工事の工程で必要不可欠な下塗り~「下塗り」の重要性~【長野県上田市の皆さんへ】

塗装の豆知識 2023.03.11 (Sat) 更新

長野県上田市の皆さんこんにちは。 
長野県上田市の外壁塗装&屋根塗装専門店の サンテクペイント です。 

本日ブログを執筆させていただきます、事務担当の湯澤です🍊

塗装工事についてネットで調べたり、見積りをもらったりしたときに「下塗り」という言葉を目にすると思います。

それを見て「下塗りってどうして必要なの?」「本当に必要なの?」「下塗りを省いて工費を減額したい」と思う方も多いと思います。

しかし、塗装工事の工程の中で下塗りは絶対に欠かすことができないとても重要な作業なのです。

下塗りを行わなかった場合、不具合が発生するリスクが増大し、せっかく高い金額をかけて工事をしても結果失敗に終わってしまう可能性があります。

では、なぜ塗装工事には下塗りが必要不可欠なのでしょうか?

今日のブログでは、下塗りの役割、重要性などをご紹介いたします。

とても重要な内容ですので、必見です👀❕

下塗りは絶対に欠かしてはいけない工程です

下塗り材は、外壁や屋根の塗装に使用されるもので、多色の仕上げ材とは違って、乳白色や透明なものが多いです。(トタン屋根などの塗装では下塗りにサビ止めを塗布するので、赤や黒の場合があります)

塗装工事の工程として、まず高圧洗浄で外壁や屋根の汚れ、古い塗膜を除去します。その後劣化の補修や塗面を整える作業(下地処理・下地調整)を行い、そのあとやっと塗装に入ります。

補修で打ったコーキングがしっかりと乾燥してから下塗り材を塗布していきます。

下塗り材は外壁や屋根だけではなく、附帯部(雨樋・破風など)にも同様に必要です。

下塗り材には、フィラーやシーラーなど種類がありますが、塗装をする材質に適したものを使用しなければならない点も、塗装の仕上がりや今後の持ちを考えれば重要な観点です。

下塗り材の役割

①上塗材の密着力を高める

実は、上塗材には密着性があまりありません。上塗材をそのまま外壁に塗装しても、すぐに剥がれてきてしまうのです。そこで鍵となるのが下塗り材です。外壁と上塗り塗料を密着させる接着剤の役割を担います。

下塗り材を入れることで、密着性が高まり、安定した塗膜形成ができ、早期剥離を防ぐことに繋がります。

②劣化した素材に上塗塗料が吸い込まれるのを防ぐ

下塗りのふたつ目の役割は塗料の吸い込みを防ぐことです。

劣化した外壁や屋根はひび割れや色褪せなどが発生していますが、例えるならスポンジのように塗料を吸い込んでしまう状態にあります。

上塗り材の機能性を十分に発揮させるには、均等で安定した塗膜形成hが必要ですが、吸い込みの激しい素材に上塗り材を塗装してしまった場合、塗膜が均等にならずムラが発生します。その結果仕上がりの見た目もよくありませんし、不具合発生のリスクも増大します。

そこで、下塗り材をしっかりとしみ込ませておくことで、上塗り材を塗装したときに均等で安定した強靭塗膜形成ができるのです。

③上塗り材の機能向上

上塗り材は「防カビ性」「低汚染性」「遮熱性」「親水性」などといった機能が付与されています。

建物の周辺環境や材質に適した塗料を組み合わせることで塗料の機能性の効果を底上げすることができます。

下塗り材の種類

下塗り材とひとくくりにしていますが、実は種類があり、材質によって使い分けています。

基本的には業者が施主様のお家の外壁や屋根の材質に適したものを選んでくれますが、見積りを提示された際に適した塗料ではない場合もありますので、ご自身で知識をつけておくことも大切です。

①下地への吸い込みを防ぐシーラー

シーラーの名前は「接着」「多い隠す」という意味のsealからきています。密着効果を高めることはもちろん、劣化した素材に塗料が吸い込まれるのを防いでくれます。

また、シーラーは大きく分類して水性と油性に分けられます。

水性タイプのシーラーは「エマルション型シーラー」とも呼ばれいて、もっとも普及しています。水性なのでニオイが少なく、劣化が少ない場合に使用されます。

②金属にはプライマー

実は、シーラーとプライマーは同じ意味で使用している会社もあります。シーラーとプライマーお違いは明確に定義はつけられているわけではありません。

シーラーと同じように密着性を高め、吸い込みを防ぐ効果がありますが、プライマーの場合サビ止めのあり、金属の下地にはプライマーを使用するというのが一般的です。

③フィラー

シーラーとプライマーはさらさらした液体ですが、フィラーは比較的どろどろしています。

凹凸模様の外壁に用いられることが多く、凹凸の激しい劣化した下地を平らにします。

シーラーやプライマーと比べて厚く塗布する必要があるので、ローラーは通常の2~3倍厚く塗ることができる砂骨ローラーと呼ばれる使います。

④その他の下塗り

バインダー

バインダーあまり劣化が進行していない外壁に使用される下塗り材です。一般的には新築工事で使用されることが多く、築10年が経ってからの塗装工事に採用されるケースはあまりありません。

サーフェイサー

シーラーなどの下塗り材と上塗り材の間に入れる塗料です。シーラーを塗った後の下地の微調整や密着性を向上させる効果があるので、劣化が酷い下地にはシーラーといっしょに下塗り材として使用されることもあります。

いかがでしたか?

下塗り材の重要性をご理解いただけましたでしょうか?

いわゆる悪徳業者の施工は、この下塗りを省かれることが多いそうです。しかし、工程や下塗りについて知っていれば施工不良も回避できると思います。

塗装工事についてしっかりと学んで、ご家庭の塗装工事を成功させましょう!

記事をご覧頂き誠にありがとうございました。

これからも長野県上田市密着の外壁塗装・屋根塗装専門店「サンテクペイント」を

よろしくお願い申し上げます。

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